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このページには、原作のネタバレが含まれています。

名言集ギャラリー

シリウス・ブラック

Iconic quotes by Sirius Black

01

I DID MY WAITING! TWELVE YEARS OF IT!
IN AZKABAN!

Prisoner of Azkaban

もう充分待った!12年も!アズカバンでだ!

 

映画 アズカバンの囚人より

(訳:MORE 4 JP)

 

'I have waited for twelve years in Azkaban.'

というのが教科書的な表現になりますが、ここでのシリウスは冷静ではないので、このような見慣れない表現になっています。

 

'Twelve years of it' の 'it' は 'waiting' を指しています。

また、'did the waiting' というかたちをとることで「待つことはもうやった」というニュアンスが生まれます。「待て」という言葉に反応したとき、「もう待った」と「待つことはもうやった」では、後者の方が「待つ」という主題が強調されています。

私たちのことを愛する者は、真に去りはしない。いつもそばにいる−ここに

 

映画 アズカバンの囚人より

(訳:MORE 4 JP)

ハリーが真実を知り、シリウスがホグワーツを去る直前、満月の明かりに照らされた2人が会話するシーンはとても美しいですよね。シリウスは 'in here' と言いながらハリーの胸に手を当てますが、死の秘宝でハリーが蘇りの石を使った際、シリウスが同じことを言いながらハリーの胸を指さすことには言及しないでください。泣きます。

​「私たち愛する者」ではなく、「私たち愛する者」と言っているのもシリウスらしいなと思います。​筆者の個人的な感覚の話をすると、前者は「自分がその人を覚えている限り思い出の中で生き続ける」という捉え方から、後者は「その人が自分を愛してくれていたら、死後も離れていくということはない」という捉え方から生まれるのではないかと思います。どちらも真実なのでしょうが、蘇りの石のシーンは後者の考え方に基づいていたのではないでしょうか。これはジェームズ・ポッターの名言とも関係していますので、詳しくはそちらを参照ください。

ちなみにダンブルドアは前者の言い方(『アズカバンの囚人』)をしています。

02

'The ones that love us never really leave us. You can always find them in here.'

Prisoner of Azkaban

03

'If you want to know what a man’s like, take a good look at how he treats his inferiors, not his equals.'

人となりを知るには、その人が自分と同等の者より目下の者をどう扱うかをよく見ることだ

 

​炎のゴブレット 第27章より

幼少期から権力やポリティクスを目の当たりにしてきたであろうシリウスが言うと、とても説得力がありますね。

Goblet of Fire, Chapter 27

私たちはみな、良い面と悪い面を持っている。重要なのは、どちらを選ぶかだ。それが本当の自分だ

 

映画 不死鳥の騎士団より​

(訳:MORE 4 JP)

04

We’ve all got both light and dark inside us. What matters is the part we choose to act on. That’s who we really are.

Order of the Phoenix

05

'Quicker and easier than falling asleep.'

眠るよりも早く簡単だ

 

​死の秘宝より

ハリーがヴォルデモートの元へ向かう前、蘇りの石で現れたシリウスに「死ぬのって痛いの?」と尋ねると、彼はこう答えました。

​ハリーの不安を拭うようなシンプルな言葉に胸を打たれた人も多いのではないでしょうか。また、大切な名付け親が苦しまずに最期を迎えたことを知れたことは、ハリーにとっても慰めになったかも知れません。

Deathly Hallow

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